WinSCPでSFTP接続(SSH)を使う
別の記事で「FFFTPでダウンロード」っていうのを書いていたのですが、うまくダウンロードができないバグ? 仕様? みたいなのに出会ってしまい、どうしようもなくなったので「WinSCP」を使いましたので、ついでに使い方の記事も書いておきます。
ついでにFFFTPは「SFTP」っていう機能が使えないので、WinSCPに移行してしまうことにしました。さよならFFFTPさん。。。
ちなみにSFTPとは、
SSH File Transfer Protocol(略称:SFTP)とは、SSHの仕組みを使用しコンピューター間でファイルを安全に転送するプロトコルである。sftpは、このプロトコルを利用するコマンドの名前である。
ということのようです。「安全にファイルを送る仕組み」だと思っておけばいいみたいです。
私も使っているXserverさんでは、「SFTP」が使えるようなので安全のために有効にする設定も行います。(他のサーバーを使っている方は、適宜読み換えてくださいね)
WinSCPのダウンロードとインストール
まずは、サイトからダウンロードしてインストールをしてください。
WinSCP
TOPページ以外が英語になっているみたいなので、面倒な人はこの下のURLでアクセスして、赤枠の箇所の「Installation package」を選択してください。
WinSCPダウンロードページ
クリックするとダウンロードが始まるので、ダウンロードされたファイルを実行してインストールしてください。
基本的にそのまま進めばインストールは終わるので、ここでは割愛します。
SFTP接続をする
SSH設定の有効化
契約しているXserverさんのサーバーパネルにログインをしてください。
Xserverサーバーパネル
ややこしいですが、「SFTP」を使うには「SSH」という機能を有効にしなければいけません。
ログイン後に「SSH」項目の「SSH設定」をクリックしてください。
Xserverさんのデフォルトでは「SSH設定」はオフになっているので、「ONにする」をクリックしてください。(ドメインを複数入れている場合でも一括で設定が変わるようです)
WinSCPで鍵を作成する
このSFTPには「公開鍵・秘密鍵」というものが必要です。調べても何がなんだかでしたが、簡単にいうと「公開鍵は誰もが見れる暗号化パスワード」、「秘密鍵は自分しか見れない複合化パスワード」という風に思うことで自分を納得させました。
「公開鍵」で暗号化したものを自分しか使えない「秘密鍵」で元に戻すイメージです。
PuTTYgenを使う
「PuTTYgen」はWinSCPに入っている「公開鍵・秘密鍵」の作成ツールです。
WinSCPを起動し、「ツール」をクリックします。
「PuTTYgenを実行」をクリックします。
「Generate」をクリックします。
下の画像の赤枠部分でマウスカーソルを動かすことでゲージがたまり、鍵が作成されます。(なんのゲームかと思いましたが、ランダムな文字列を生成するようです)
出来た「秘密鍵」は後で使うので、「Save private key」をクリックして、好きな場所に保存してください。
その際、警告が出ますが「はい」を押しておいて問題ありません。
次に下の赤枠部分の「公開鍵」をすべて選択し、コピーしておいてください。
Xserverに公開鍵を登録する
Xserverのサーバーパネルから、「SSH設定」に移動し、「公開鍵登録・設定」タブを押してください。
赤枠部分に、コピーしておいた「公開鍵」を貼り付けて右下の「公開鍵を登録する」をクリックしてください。
確認画面が表示されるので、右下の「公開鍵を登録する(確定)」をクリックしてください。(赤枠部分に入力した公開鍵が表示されます)
これで、「公開鍵の登録」が完了しました。
WinSCPに接続情報を登録する
通常のFTP情報を入力する
最初に入力する項目は、FTP接続と変わりません。
最初にXserverさんで登録した際にメールで送られてきた項目には、★マークをつけておきますね。それ以外の項目は下の表に書かれているものでOKです。
転送プロトコル | SFTP |
---|---|
ホスト名★ | FTPホスト【例:○○○○○○.xsrv.jp】 |
ポート番号 | 10022 |
ユーザ名★ | FTPユーザー【例:○○○○○○(FTPホストの伏字と同じ)】 |
パスワード★ | FTPパスワード |
すべての項目を入力し終えたら、「設定」をクリックし、左側の「認証」を選択、「秘密鍵」の場所を指定し、
「OK」をクリックしてください。
次に「保存」をクリックすると、
下の画像のようなものが出るので、「セッションの保存名(設定の名前です)」を入力して「パスワードを保存」にチェックを入れてOKを押してください。(パスワードを保存しないと毎回聞かれてしまうので、毎回入力するのが面倒な人は自己責任で)
これで、設定が保存されました。
設定したセッションに接続する
先ほど名前を付けたしたセッションに接続するためには、選んだ状態で「ログイン」をクリックします。
これで、「SFTP接続」完了です。(正直なにが変わったかわかりませんが、裏っかわが安全になっていると思います)
さよならしたFFFTPと同じく、左側がローカルで右側がリモート(サーバー)です。
ちなみに最初に開く「ローカル・リモート」フォルダの設定を何もしてないと、デスクトップとサーバールートが開いてしまうと思うので「セッション」内の「切断」をクリックして
「編集」をクリックします。
これで右の「設定」がクリックできるようになるので、クリックしてください。
「ディレクトリ」の項目を
- 「最後に使用したディレクトリを記憶する」のチェックを外す
- リモートディレクトリ
- ローカルディレクトリ
それぞれ設定することでFFFTPさんのように最初に開くフォルダが指定できるようになります。
OKを押して、最後には必ず「保存」してくださいね。
これでWinSCPでSFTP接続(SSH)が使えます。ちょっと手順は多いですが、こんな感じです。
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