WinSCPでSFTP接続(SSH)を使う

別の記事で「FFFTPでダウンロード」っていうのを書いていたのですが、うまくダウンロードができないバグ? 仕様? みたいなのに出会ってしまい、どうしようもなくなったので「WinSCP」を使いましたので、ついでに使い方の記事も書いておきます。

ついでにFFFTPは「SFTP」っていう機能が使えないので、WinSCPに移行してしまうことにしました。さよならFFFTPさん。。。

ちなみにSFTPとは、

SSH File Transfer Protocol(略称:SFTP)とは、SSHの仕組みを使用しコンピューター間でファイルを安全に転送するプロトコルである。sftpは、このプロトコルを利用するコマンドの名前である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/SSH_File_Transfer_Protocol

ということのようです。「安全にファイルを送る仕組み」だと思っておけばいいみたいです。

私も使っているXserverさんでは、「SFTP」が使えるようなので安全のために有効にする設定も行います。(他のサーバーを使っている方は、適宜読み換えてくださいね)

 WinSCPのダウンロードとインストール

まずは、サイトからダウンロードしてインストールをしてください。

WinSCP

https://winscp.net/eng/docs/lang:jp

TOPページ以外が英語になっているみたいなので、面倒な人はこの下のURLでアクセスして、赤枠の箇所の「Installation package」を選択してください。

WinSCPダウンロードページ

https://winscp.net/eng/download.php

クリックするとダウンロードが始まるので、ダウンロードされたファイルを実行してインストールしてください。

基本的にそのまま進めばインストールは終わるので、ここでは割愛します。

SFTP接続をする

SSH設定の有効化

契約しているXserverさんのサーバーパネルにログインをしてください。

Xserverサーバーパネル

https://www.xserver.ne.jp/login_server.php

ややこしいですが、「SFTP」を使うには「SSH」という機能を有効にしなければいけません。

ログイン後に「SSH」項目の「SSH設定」をクリックしてください。

Xserverさんのデフォルトでは「SSH設定」はオフになっているので、「ONにする」をクリックしてください。(ドメインを複数入れている場合でも一括で設定が変わるようです)

WinSCPで鍵を作成する

このSFTPには「公開鍵・秘密鍵」というものが必要です。調べても何がなんだかでしたが、簡単にいうと「公開鍵は誰もが見れる暗号化パスワード」、「秘密鍵は自分しか見れない複合化パスワード」という風に思うことで自分を納得させました。

「公開鍵」で暗号化したものを自分しか使えない「秘密鍵」で元に戻すイメージです。

PuTTYgenを使う

「PuTTYgen」はWinSCPに入っている「公開鍵・秘密鍵」の作成ツールです。

WinSCPを起動し、「ツール」をクリックします。

「PuTTYgenを実行」をクリックします。

「Generate」をクリックします。

下の画像の赤枠部分でマウスカーソルを動かすことでゲージがたまり、鍵が作成されます。(なんのゲームかと思いましたが、ランダムな文字列を生成するようです)

出来た「秘密鍵」は後で使うので、「Save private key」をクリックして、好きな場所に保存してください。

その際、警告が出ますが「はい」を押しておいて問題ありません。

次に下の赤枠部分の「公開鍵」をすべて選択し、コピーしておいてください。

Xserverに公開鍵を登録する

Xserverのサーバーパネルから、「SSH設定」に移動し、「公開鍵登録・設定」タブを押してください。

赤枠部分に、コピーしておいた「公開鍵」を貼り付けて右下の「公開鍵を登録する」をクリックしてください。

確認画面が表示されるので、右下の「公開鍵を登録する(確定)」をクリックしてください。(赤枠部分に入力した公開鍵が表示されます)

これで、「公開鍵の登録」が完了しました。

WinSCPに接続情報を登録する

通常のFTP情報を入力する

最初に入力する項目は、FTP接続と変わりません。

最初にXserverさんで登録した際にメールで送られてきた項目には、★マークをつけておきますね。それ以外の項目は下の表に書かれているものでOKです。

転送プロトコル SFTP
ホスト名★ FTPホスト【例:○○○○○○.xsrv.jp】
ポート番号  10022
ユーザ名★  FTPユーザー【例:○○○○○○(FTPホストの伏字と同じ)】
パスワード★  FTPパスワード

すべての項目を入力し終えたら、「設定」をクリックし、左側の「認証」を選択、「秘密鍵」の場所を指定し、

「OK」をクリックしてください。

次に「保存」をクリックすると、

下の画像のようなものが出るので、「セッションの保存名(設定の名前です)」を入力して「パスワードを保存」にチェックを入れてOKを押してください。(パスワードを保存しないと毎回聞かれてしまうので、毎回入力するのが面倒な人は自己責任で)

これで、設定が保存されました。

設定したセッションに接続する

先ほど名前を付けたしたセッションに接続するためには、選んだ状態で「ログイン」をクリックします。

これで、「SFTP接続」完了です。(正直なにが変わったかわかりませんが、裏っかわが安全になっていると思います)

さよならしたFFFTPと同じく、左側がローカルで右側がリモート(サーバー)です。

ちなみに最初に開く「ローカル・リモート」フォルダの設定を何もしてないと、デスクトップとサーバールートが開いてしまうと思うので「セッション」内の「切断」をクリックして

「編集」をクリックします。

これで右の「設定」がクリックできるようになるので、クリックしてください。

「ディレクトリ」の項目を

  • 「最後に使用したディレクトリを記憶する」のチェックを外す
  • リモートディレクトリ
  • ローカルディレクトリ

それぞれ設定することでFFFTPさんのように最初に開くフォルダが指定できるようになります。

OKを押して、最後には必ず「保存」してくださいね。

これでWinSCPでSFTP接続(SSH)が使えます。ちょっと手順は多いですが、こんな感じです。

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