WordPressのバックアップを自動で取ってくれるプラグイン
こんなブログですが続けていると、テーマとデータベースになにかあったらどうしようなんて考えてしまいます。(記事数はそこまで多くないのですが…)
そこで、そろそろWordPressのバックアップを取ってくれるプラグインを探して入れることにしましたので併せて使い方の紹介もしてしまおうと思います!
今回、ご紹介するプラグインは「BackWPup」です。
このプラグインはバックアップをスケジュール化して複数設定を持っておけるってのが、私の中でうれしいポイントになっています。(設定もカンタンですしね)
「BackWPup」の使い方
プラグインでは当たり前ですが、プラグインをインストールしておいてください。こちらの記事でプラグインのインストール手順を紹介しています。
WordPressの管理画面からプラグインをインストールする方法
不要な項目を消す
まずはこのプラグインを使うにあたって不要な項目を消します。
「BackWPup」という項目が追加されているのでクリックしてください。
移動したページの上部に、こんな表示が
英語で
To optimize further development of BackWPup, we would like to ask you the consent to query from you some data like PHP and WordPress version. No personal data will be collected!
と出ている場合がありますがこれはGoogle翻訳によると
BackWPupのさらなる開発を最適化するために、PHPやWordPressのようなデータを照会する同意をお願いしたいと思います。 個人情報は収集されません。
という訳になっていたので、利用状況の収集だと思われます。
同意する方は「Yes, I agree(同意する)」を押してください。同意しない・どうでもいいって方は、右上のバツを押すだけだと毎回出てきてしまうので、「More Info」をクリックしてください。
すると、ながーい文章が出てきます。訳は省略しますが、もう2度とこの文章が出てほしくないって方は「Please no. Don’t ask me again.(もう出ないで!)」を押してしまってください。
さらに、開発者の募集(?)のようなものも出ているので容赦なく「Don’t show again(もう表示しない)」をください。
これで、不要な項目が消えたのでやっと各項目の解説に移れます。
後半で私のおすすめバックアップ設定も載せますので、面倒な方は各項目の解説なんて飛ばしちゃってください。
各項目の解説
バックアップの設定をする際に、「ジョブ」を作成します。
ジョブとは日本語で「仕事」のことを言いますが、「バックアップする内容」みたいな意味でとらえています。
「BackWPup」の「新規ジョブを追加」をクリックしてください。
このような画面が表示されタブの「一般」から設定することになるので細かく見ていきます。
ジョブ名
「このジョブの名前」は任意のものなのでわかりやすいものをつけてください。バックアップされたファイル群のフォルダ名は別のところでつけれます。
ジョブタスク
「このジョブは…」はバックアップ対象となるものです。バックアップしたいものにチェックマークを付ければその項目がバックアップされますが…それぞれの項目の内容や容量(サイズ)を把握して、バックアップの頻度を「毎日・毎週・毎月」などと使い分ける必要があります。
内容 | 容量(サイズ) | |
---|---|---|
データベースのバックアップ | 記事やカテゴリーのデータ | 軽め |
ファイルのバックアップ | 画像やWordPressの本体など | 重め |
WordPressのXMLエクスポート | 記事やカテゴリーのデータ | 軽め |
インストール済みプラグインリスト | プラグインのリストを保存 | 軽め |
データベーステーブルをチェック | データーベースの破損のチェック | - |
「WordPressのXMLエクスポート」はデータベースのバックアップとかぶっているのであまり使う機会はないかもしれませんね。
アーカイブ名(バックアップファイルの作成)
バックアップファイルの名前を決定する場所です。いつのバックアップなのか分かりやすい名前にするのがいいと思います。(面倒ならデフォルトでOKです)
アーカイブ形式(バックアップファイルの作成)
圧縮形式です。使いたいものを選んでください。正直、「Zip」以外あんまり使わないですねー
ジョブの伝送先
ややこしい見出しですが、保存先です。外部サービスに保存する方法もあるようです、同じサーバーに保存しててもサーバーに何かあったときに復旧できないのでそういったサービスを利用するのもありかもしれません。
ログファイル
バックアップを取った際に、ログを送ることができます。必要ない方は、「ログの送信先メールアドレス」を空にしましょう。
これで各項目の説明はなんとなーく終わりました(汗)
バックアップの設定によって他の項目は変わるので、後半のおすすめ設定を参考にしてください。
ジョブの確認
実際にバックアップをするのは後だと思いますが、ジョブを作成したらどんな画面になるのかご紹介します。
「ジョブ」をクリックすると
設定済みのジョブが確認できます。(PC版は横長で見づらかったのでスマホ版です)
次回の予定と前回実行した時間と設定内容が確認できます。
「今すぐ実行」を押すことで、スケジュールを無視して今スグにバックアップを取ることも可能です。ジョブにかかった時間も表示されるのでわかりやすいです。
バックアップされたファイルの確認
ジョブを実行するとバックアップファイルが貯まっていきます。使う機会は来ないで欲しいですが、ファイルの確認もプラグインから可能です。
まずは、「バックアップ」をクリックしてください。
バックアップされたファイルの履歴が並びます。日付と時刻も出ているので必要なファイルの「ダウンロード」をクリックすることでPC上にデータを保存できます。
もちろんFTP接続でも取得可能です。
「BackWPup」おすすめ設定
「BackWPup」のおすすめ設定をここで紹介させてさせていただきます。
私が普段設定しているバックアップスケジュールは
- データベースの「毎日」バックアップ
- 画像・WordPressのファイルの「毎週」バックアップ
の2つだけです。
それぞれ設定理由と設定方法について解説します。
データベースの「毎日」バックアップ
このデータベースの毎日バックアップですが、記事を書く頻度でも変わると思います。
このブログは毎日更新する訳ではないですが、人気記事の機能を使っているため毎日バックアップを取ることにしました。(あと何かあった時の備えとしても)
また、データベースの容量はたいしたことないのと記事を書く頻度は気分で変わったりするので毎週とか考えるのも面倒でした(笑)
では、データベースを毎日バックアップする設定を説明していきます。
ジョブの設定
「新規ジョブを追加」をクリックします。
次にジョブの名前(これは任意なので好きな名前でOKです)を設定し、「データベースのバックアップ」にチェックを入れます。
アーカイブ名(任意ですが、日本語は使わないのが無難です)の指定とアーカイブ形式をZipにします。
バックアップファイルの保存方法を「フォルダにバックアップ」にチェックを入れ、
バックアップに失敗した時用のログ送信先を指定します。
「ログの送信先メールアドレス」にはWordPressの管理者のメールアドレスが入っていると思うので問題なければそのままでOKです。(逆にログがいらないって方はこの欄を空白にするだけでいいようです)
「メールのタイトル」は任意なのでわかりやすいものを、「エラー」はバックアップに成功しているときにログを送ってくる必要はないのでチェックを入れてください。
で、ここで一旦「変更を保存」をクリックします。
スケジュール設定
ページ上部の「スケジュール」タブからスケジュールの設定を行います。
ジョブの開始方法の「WordPressのcron」をチェックします。「cron」とは定期的になにかを実行したいときに使う仕組みです。ただ、WordPressのcronの実行のタイミングはアクセスがあった際に初めて実行される仕組みのようです。(どこかで読みました)
次に、実行時間の選択をします。
スケジューラタイプを「基本」にし、スケジューラから「毎日 朝5時」を選択しました。この時間はバックアップでサーバーが多少重くなるので、アクセスが少ない時間がオススメです。
最後に「変更を保存」をクリックして、スケジュール設定完了です。
このまま次の設定へ行きます。
DBバックアップの設定
「DBバックアップ」タブをクリックします。
バックアップするテーブルというところに自分がWordPressで使っているテーブル名が表示されるので個数が違うかもしれませんが、特に理由がなければすべてチェックが入った状態でOKです。
「バックアップファイル名(デフォルトはDB名が入っています、問題なければこのまま)」を指定します。ここも日本語ファイル名は避けるのが無難です。
「バックアップファイルの圧縮」は、「GZip」を選択します。
「変更を保存」をクリックして、DBバックアップの設定は完了です。
宛先:フォルダーの設定
「宛先:フォルダー」タブをクリックしてください。
「バックアップファイルを格納するフォルダ」を指定します。デフォルトではこんな感じになっているので、そのままでもOKですし、好きな場所に変えてしまっても問題ありません。
「ファイルを削除」は「31」を指定しました。毎日バックアップを取るので、1ヶ月分ですね。ここは完全に自分の好みです。万が一、なんてことが起こらないとも言えないのでサーバーの容量に空きがある場合は長めにとっておいた方が安心感が大きいです。
最後は「変更を保存」でジョブの設定完了です!
これで指定した時間に毎日バックアップが取られ続けます。
画像・WordPressのファイルの「毎週」バックアップ
画像・WordPressファイルのバックアップを毎週取る理由ですが、
このブログは時々デザインを変更しているのですが、バックアップを取り忘れてもとに戻せなくて困ることがあるので念のためってのと記事の投稿頻度は少ないですが画像も消えたら困るなーって思ってです。
データベースの毎日バックアップを読んだ方は、やり方はほとんどわかると思いますが…設定を紹介します。
ジョブの設定
「新規ジョブを追加」をクリックします。
次にジョブの名前(これは任意なので好きな名前でOKです)を設定し、「ファイルのバックアップ」と「インストール済みプラグインリスト」にチェックを入れます。
インストール済みプラグインリストをバックアップする理由は、ファイルのバックアップの際にはプラグインをバックアップしないで容量を節約しちゃおうって考えです。
アーカイブ名の指定とアーカイブ形式をZipにします。
バックアップファイルの保存方法を「フォルダにバックアップ」にチェックを入れ、
バックアップに失敗した時用のログ送信先を指定します。
同じ話になってしまいますが「ログの送信先メールアドレス」を空白にするとメールが飛ばないのでいらない方は空白にしてください。
で、ここで「変更を保存」をクリックしてジョブを保存します。
スケジュール設定
ページ上部の「スケジュール」タブからスケジュールの設定を行います。
毎日バックアップとほとんど変わりませんが…
実行時間の選択では、「毎週金曜日 朝5時」に設定しました。
私はこのブログをいじったり書いたりするのが土日が多いので、いじる前・書く前バックアップという意味合いで金曜日にしました。
「変更を保存」して、次の設定です。
ファイル設定
毎日バックアップでは設定しなかった項目です。ジョブの作成の際に、「ファイルのバックアップ」にチェックを入れると初めてこの「ファイル」タブが出現します。
設定を少しずつ確認します。
今回バックアップしたいのは、テーマと画像なので「テーマのバックアップ」と「アップロードフォルダのバックアップ」にチェックを入れます。
「除外」となっているところにチェックを入れるとそのフォルダは除外されます。「BackWPup」がuploadsフォルダに作るログやバックアップファイルがある場合はデフォルトで除外されるようです。
あと項目がいろいろありますが、特に設定の変更の必要はありません。
「変更を保存」して、次の設定です。
プラグイン設定
「インストール済みプラグインリスト」にチェックを入れていると表示される「プラグイン」タブの設定です。
「プラグインのリストファイル名」を任意のものに変えます。デフォルトだと日付が入るみたいですが、フォルダ名自体にくっつけているのでいらないかなーと。
「ファイルの圧縮」を「なし」にしました。テキストファイルで書き出されるくらいなので、重くないっていうのといざというときの閲覧しやすさを重視しました。
「変更を保存」して、最後の設定です。
宛先:フォルダーの設定
「宛先:フォルダー」タブをクリックしてください。
「バックアップファイルを格納するフォルダ」を指定します。デフォルトではこんな感じになっているので、そのままでもOKです。私は、データベースと同じフォルダに設定を変更しました。
「ファイルを削除」は「14」を指定しました。毎週バックアップを取るので2週間分です。
テーマファイルは軽いと思いますが、画像は容量大きめなのでこれぐらいで様子見をします。
最後は「変更を保存」でジョブの設定完了です!
かなーり長くなってしまいましたが、この記事にかいてあることだけで「BackWPup」の使い方と便利さはわかっていただけたと思います。
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。
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